12月2日開催 第6回セミナー「『よき市民』に抗する、逃げる、かわす」
第6回 「よき市民」に抗する、逃げる、かわす
日時:2020/12/2(水) 19:30~21:30
講師①:伊藤書佳 講演タイトル:学校解放運動とフェミニズム
講師②:岡田安美 講演タイトル:「こうあるべき」に殺されかけて、「殺されてたまるか」で今生きている
第6回は、ともに不登校経験を持ち、様々な社会運動や社会的企業の実践等に関わりながら、それぞれの表現活動を続けていらっしゃる伊藤書佳さんと岡田安美さんをゲストにお招きし、学校教育や社会が求める「よき市民」像に抗すること、あるいはオルタナティブな生のあり様について、お話いただきます。
私たちは、学校で、職場で、地域社会で、あるいは種々の政策をとおして、「よき市民たれ」と求められ、そうした要請の中を生きています。皮肉なことに、これらの要請は、そうした要請から解放されるための社会運動や「オルタナティブ」とされる空間においてさえ形を変えて浸透しているのかもしれません。そして、そのような空間でも、ジェンダー構造は強固に存在しており、その中で女性として運動にかかわることは、どのように運動の「メインストリーム」とまじりあう/合わないのでしょうか。本講座では、この「よき市民たれ」という要請とそれぞれに向き合ってきた伊藤さんと岡田さんと共に、これに抗したり、逃げたり、かわしたりする途をみなさんと一緒に探ってみたいと思います。
▼ 講師プロフィール
伊藤書佳
編集者・ライター。「不登校・ひきこもりについて当事者と語りあう いけふくろうの会」世話人。中学2年の2学期から学校に行かなくなり、教育市民運動や脱原発運動に参加しながら成年となる。著書に『超ウルトラ原発子ども』(ジャパンマシニスト社)、共著に『能力2040ーAI時代に人間するー』(太田出版)、『自立へ追い立てられる社会』(インパクト出版会)など。編集した本に勝山実著『安心ひきこもりライフ』、小泉零也著『僕は登校拒否児である』などがある。
岡田安美
小学校から不登校。10代半ばまで家を中心に過ごす。その後、アルバイト、フリースクールなどに通うが、人間関係などで追い詰められ、続かない。その後ファッションイラストを学ぶ学校に通うが中退。行き場(生き場)をなくしていた頃、オルタナティブな大学に出会い、そこで学びながら自分の生き方を仲間たちとつくる。その学びの発展として社会的企業を大学の仲間と設立。現在はデザインの仕事をしながら表現活動も行っている。
▼ 言語:日本語
【追記】
第6回の講演のなかで、個人情報の不適切な開示がありました。研究会運営側の事前確認が不足しておりました。深く反省しております。関係の皆様にお詫びするともに、今後このようなことがないよう事前確認を徹底して参りたいと思います。
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